最近子供達が良く歌ってる歌♪
「屋根よ~りたか~い鯉のぼ~り♪」
誰もが知ってる歌ですよね~
母「そういえば、もうすぐ端午の節句か~
こいのぼり飾ろうか~」
息子「ほんまやほんまや~飾って飾って~(*^。^*)
なぁ、お母さん、なんで鯉なん?他の魚やったらあかんの?
なんで魚飾るん?意味あるん?」
母「・・・・」
でた~子供の素朴な疑問!
これよこれ。答えに難しい究極の質問(>_<)
母「う~ん。なんでやろなぁ。調べとくわ」
速攻検索中・・・ □_ヾ(・_・ )カタカタ
「ほほ~ほほ~」
まぁまぁ、お待ちください。
わかりやすく説明させて頂きますので、一緒にご覧ください。
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鯉のぼりを飾る意味や、なぜ鯉なのか?
色の意味や先についてる吹き流しの意味まで。
お子様にちゃ~んと教えてあげたいですもんね!
では、どうぞ~
鯉のぼりを飾る意味
簡単にいいますと、
「我が家に男の子が産まれましたよ~
この子を守ってやってくださいね~」って
神様にお祈りするためなんです。
江戸時代、武士の家庭では、男の子が産まれると
玄関の前に家紋のついた幟(のぼり)をたてて祝う風習がありました。
この風習が一般にも広まり、町民は幟(のぼり)の代わりに
「鯉のぼり」を考えだし飾るようになったんです。
鯉のぼりの横にある幟(のぼり)は、この武家があげていた
幟(のぼり)の名残なんですね~
では、なんで「鯉」になったんでしょうか??
他の魚じゃだめだったんでしょうかねぇ?
鯉のぼりが「鯉」の意味
もともと「鯉」は清流だけじゃなく、池でも沼でも生きることができる
生命力の強い魚なんです。
このように、どのような環境でも力強く成長し、立派に育つよう
願って「鯉」を飾るようになったといわれています。
また、中国の「登龍門」という故事に由来しています。
「鯉の滝登り」という言葉を聞いたことありませんか?
簡単に説明しますとこんなお話。
昔、中国に竜門山を切り開いてできた
「竜門」という急流がありました。
その急流を登りきった魚は、竜になれるという言い伝えがありました。
しかし、他の魚は登れなかったが、「鯉」だけが登りきり
竜になったというお話です。
このお話より、我が子も「鯉」が「竜」になったように、
我が子が健康で立派に出世しますようにという願いがこめられています。
鯉のぼりの「鯉」の意味がわかったところで、歌にもでてくる
「大きい真鯉はお父さん~小さい緋鯉は子供た~ち」とありますが
それぞれに色も形も違いますよね。
あと、一番上にある五色のやつ。あれなんでしょう?
これも調べてみましたので参考にしてみてください。
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鯉のぼりの色と吹き流し
鯉のぼりの色
まず一番上のやつ=吹き流し(後で説明しますね)を除くと
色は基本は「3色」です。
「黒→赤→青」の順番です。
そして、3色なのは縁起が良い数字だから。
でも、最近では子供の数に合わせて、色も緑や黄色などいろいろな
色のこいのぼりがあります。
数も子供の数に合わせて選ばれれば良いと思いますよ。
そして、この3色の意味は
・黒(真鯉)・・・お父さん
・赤(緋鯉)・・・お母さん
・緑(緋鯉)・・・子供
という説が一般的ですが、本当は・・・
・黒(真鯉)・・・お父さん
・赤(緋鯉)・・・子供
・緑(緋鯉)・・・子供
という説が正しいんですよ。
なんでお母さんが居ないの?不思議ですよね。
確かに鯉のぼりの歌もお母さんでてきません・・・
やねよりたかい こいのぼり
おおきいまごいは おとおさん
ちいさいひごいは こどもたち
おもしろそうに およいでる
やっぱりでてきません。なんでなんでしょうか?
それはこんな理由があったんです!
鯉のぼりにお母さんがいない理由
もともと、端午の節句=「男の子の成長を祝う日」ですが、
元をただせば、端午の節句=「女性のお祭り」だったんです。
昔、田植えは女性の仕事であって旧暦の5月5日といえば
今の6月初旬の”梅雨”時期にあたります。
そこで、5月5日に女性だけが拝殿に集まり、
田んぼや水の神様を迎え入れ、豊作を祈る日だったんです。
そして、神事が終わると一日だけ家事や仕事から解放され、
一晩中遊ぶことが許されたそうです。
だから、端午の節句は「女性達にとって一年に一度のお休みの日」だったのです。
そう考えると、お家にはお父さんと子供達だけですもんね。
お母さんが居ない理由が納得できました。
童謡からもみえる昔の日本文化、紐解くとおもしろいですね~(#^.^#)
あ、そうそう、一番上にあるヒラヒラのやつ「吹き流し」について
後で説明しますねといってたのを忘れていました!
「吹き流し」について
「吹き流し」とは、一番上についている五色のヒラヒラのものです。
どのこいのぼりにもついていますが意味はあるのか?
ズバリ「魔除け」の意味があります。
「五色」(ごしき)は中国の五行説に由来しています。
「五行説」というのは、全ての物は「木・火・土・金・水」の
五つの要素から成り立っているという考え方です。
そして、この5つはそれぞれ「相生」「相剋」「比和」「相乗」「相侮」
という性質をもっていて、簡単に言うと、「それぞれが影響を与え合うことで
全ての要素から守られる」という意味になります。
ちなみに色にはこんな意味があるんですよ。
赤→火
黄→土
黒→水
白→金
これらは、神道の思想によるものですが仏教でも同じく
「五色」は重要な意味を持っているそうです。
まとめ
さて、どうでしたでしょうか?
「こいのぼり」めちゃくちゃ奥が深~い(^_^.)
もう一度まとめますと、
こいのぼりを飾る意味は
「我が家に男の子が産まれましたよ~
この子を守ってやってくださいね~」って
神様にお祈りするため。
そして、色は基本は3色でしたね。
・黒(真鯉)・・・お父さん
・赤(緋鯉)・・・子供
・緑(緋鯉)・・・子供
お母さんがいないのは、お母さんは「端午の節句」の時は
一年に一回ゆっくりお休みする日だから、お家にいないからで~す。
でも、赤の緋鯉をお母さんに見立てても間違いではありません。
一般的にはお母さんも泳いでいる方が多いです。
それぞれの、お家に合った考え方で数を決められたら良いと思いますよ!
なんだかいろいろ調べた中で、「お母さんのお祭り」って言葉が
すごく気に入りました!笑
「端午の節句」5月5日には、息子のお祝いもかねて
私のお祝いもしてもらうことにしよ~っと(#^.^#)
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