先日、「お稚児さん」に参列してきました。
「お稚児さん」ってみなさんご存知ですか?
私も小さいときに1度参加したことはありますが、それ以来聞くこともありませんでした。
今回うちの近所のお寺で、大規模な法要があるとのことで
「お稚児さんに出てみない?」とお誘いを受けました。
聞くところによると、そのお寺では50年に1回の行事ということで、そんな珍しい行事にはぜひ参加しようぞ!
ということで、この度参加を決定した次第です。
ところが、お稚児さんの衣装合わせに着付けの仕方、初めてのことばかりで、何日も前からかなり不安(-_-;)
- そもそもお稚児さんって何?
- お稚児さんに参列してどんなことするの?
- お稚児さんに参加できる年齢は?
- 子どもの衣装やお化粧はどうしたらいいの?
- 一緒に参列する親はどんな服装なの?
今回お稚児さんの衣装や化粧から、親の服装まで、体験談をもとにお稚児さんについてまとめていますので参加予定の方はぜひ参考にしてください!
そしてこのなかで一番の問題は、お稚児さんに参加する時の親の服装!
子供は衣装があるけど、親は何を着ていくの~??(゚ー゚;A
子どものことより、自分が一番大事な私。ごめんなさい。笑
でも、もし決まった服装とかがあるなら、準備するのに時間もかかるしね!
そこで、お稚児さんに参加する時の親の服装について、まずは最初に紹介しておきますね。(^_^)/
お稚児さんに参加する時の親の服装ってどんなの?
ズバリ
フォーマルスーツで参加するべき!
お稚児さんで行われる、稚児行列というものは、一般的に行列型と呼ばれるものが多く、地域を歩き回るものが多いです。
子供たちがメインですが、親も一緒について歩きますので参拝にふさわしい服装と歩きやすさがポイントです。
そもそも、稚児行列というものは修行の一環なので、親もそれなりの服装で参列するのがマナー。
カジュアル過ぎたり、露出が多かったりする服装は好ましくありません。
殺生を連想するアニマル柄も避けましょう。
パパはスーツや、ジャケットにパンツ。
ママは、卒園式や入学式の時に着るようなフォーマルスーツを着るのがおすすめ。
堅苦しいなと思うなら、ワンピースにジャケットでもOKです。
こんな感じが無難ですね!
スカートの際は生足はNGです。暑くてもストッキングは必ず履きましょう。
靴は歩きやすいパンプスやビジネスシューズがおすすめです。
私は、スーツを持っていなかったので、卒園式に着たワンピース&ジャケットで参加しました。
実際どんなスーツかというと・・・
写真付きで紹介していますので参考にしてくださいね。
実際に参列して周りを見渡すと、スーツまたは、私のようなワンピースにジャケットの方が多かったです。
中には着物の方もいらっしゃいました。
朝から子供の着付けもして、自分の着付けもするなんて、とても大変ですよね。
それでも記念に残る一日着物で参列されたママさんを素敵だなぁと思いました。(*´∇`*)
着物もレンタルできるので、おしゃれに着物で参加するのもすごくいい思い出になりますね!
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あまりにカジュアルだと浮いてしまうので、最低でもジャケットは着用するようにしましょう。
お稚児さんしかスーツなんて着ないって人もおられますよね。
それなら買うのはもったいないので、レンタルをおすすめします。
レンタルなら、安くて1回だけでも気兼ねなく使えますもんね。(#^.^#)
ところで、せっかくお稚児さんに行くんですもの。
どんなイベントなのかをしっかりと把握しておきたいですよね。
そこで!
お稚児さんとはどんなのもなのか?
我が家の秘蔵写真付きで一気にご紹介していきたいと思います♪
お稚児さんとは?
お稚児さんの意味からみていきましょう。
本来、稚児(ちご)という意味は、「乳児、幼児」のことです。乳飲み子「ちのみご」という言葉が縮んだものなんですね。
また、神社やお寺の祭礼に際し、天童に扮して行列に参加している児童のことを稚児と言います。
昔、神道では幼児や子供の姿をまとい神様が表れると信じられていて、
祭礼行事では、子供が大切な役割を果たしてきました。
汚れのない童子・童女は、神霊がとどまるとされ、また神さまに仕える存在として特に尊ばれてきました。
そして祭礼行事の時は、綺麗にお化粧をし、あでやかな衣装を着て神さまにお仕えする子供を「お稚児さん」と呼ぶようになります。
子供が神さまに一番近い存在として尊ばれていたんですね~
神道だけのものだであったのが、やがてお寺にも伝わりました。
お寺の住職が新しいお坊さんになる晋山式(しんざんしき)や、新しく本堂などが建つ落慶(らっけい)法要。
また宗祖法然上人のご供養のための御忌会(ぎょきえ)といった大法要の時に、子どもたちがその法要に「お稚児さん」として参加するようになりました。
お稚児さんに参加することは、み仏に守っていただき、無病息災で
良い子に成長するようにという願いがこめられています。
お稚児さんに参列してどんなことするの?
お稚児さんに参列してどういったことをするのか?
簡単に言うと
衣装を着てお化粧をした子供と一緒に所定のルートを歩きます。
私の参列したお稚児さんは、お寺から出発して、ゆっくり15~20分くらいかけて付近を歩き、お寺に帰ってくるという感じでした。
そして、最後にお菓子をもらい解散という流れです。
衣装を着てお化粧もし、意気込んで行った割に意外と大それた感じもなくさくっと終ってしまったような。笑
地域によって違うのでしょうが・・・
それでも親御さんたちは、なかなか経験することのないお稚児さん行事に興奮し、記念撮影をしながらとても楽しそうでした。
子どもたちは、途中冠が落ちたりしんどくてしゃがむ子もいたりで楽しかったのか?どうかはわかりませんが。笑
親子でとてもいい経験をさせてもらったなぁと本当に参加してよかったなぁと思います。(*´∇`*)
せっかくの貴重な体験ができるお稚児さん。
参加できる機会があれば、ぜひ参加してみてくださいね。
ところで、何歳ぐらいまでの子供がお稚児さんに参加できるのでしょうか?
年齢制限があるので、参加できる年齢というだけでラッキーですよ!
お稚児さんに参加できる年齢は?
お稚児さんに参加できる年齢は、地域によって違います。
一般的には、自分で歩くことができる年齢から小学生ぐらいまで。
一番多い年齢は、3歳~10歳ぐらいです。
なかなか出会える行事ではないので、年齢が合って参加できるのは、幸運をつかむようなもんですね。
うちは、運よく6歳の息子&2歳の娘が参加することができました。
50年に1度だったので、本当に幸運でした(*^。^*)
幸運な子達をどうぞ見てやってください。笑
さぁ、お子様たちが参加できると決まったところで衣装についてさらに詳しく説明しますね。
子どもの衣装やお化粧はどうしたらいいの?
お稚児さんの衣装はこのように着ます。
- 着物を着せます。
(右が内、左が外)
襟元はあまり開けません。
ここで、紐でくくっておくと
着くずれしません。
- 金襴(きんらん)を着せます
合わせ順は、右が内、左が外。
- 袴(はかま)を着せます。
短めに履かせてあげましょう。
(裾を踏んで転ぶと危険)
- 鳥帽子(男子)・天冠(てんがん)(女子)をかぶせます。
男の子は鳥帽子という
帽子をかぶり紐を
首の下で結びます。
女の子は、飾りを冠にさし
天冠をかぶり
紐を首の下で結びます。
重いので参列の直前に
かぶるほうが良いです。
(ヘアピンなので固定すると安定します。
髪の毛をくくる場合は、
低めにくくると冠が安定しますよ。)
- 数珠をもって完成です。
この天冠(てんがん)がとにかく落ちる落ちる。
もう最後はのせていなかった。笑
最初にヘアピンでうまく固定しておくべきだと反省しました。(^▽^;)
ヘアピンは必須ですよ!
着物や袴の下はスースーするので、寒い場合は、シャツ、タイツやレギンス等で調整しましょう。
柄物が襟元や足元から見えるのは好ましくないので、白や黒の無地で統一することをオススメします。
これで子供の衣装はばっちりですね!
お化粧もしてあげると可愛いですよ♡
お化粧は、こんな感じ。
- 殿上眉を描く
稚児のおでこに描くマユは
「殿上眉(てんしょうまゆ)」
といいます。
マユ墨で丸く描いてください。
- 目尻に朱を入れる。
目尻にすっと朱を入れます。
これは紅筆やリップライナーで
入れると綺麗に入ります。
- 口紅を塗る
口紅は赤色で少し
小さめに塗りましょう。
これで、衣装も化粧もバッチリですね~(#^.^#)
特に男の子嫌がってましたが出来上がったら、大爆笑。
兄妹でお互いを笑いあいながら楽しく出かけました。
まとめ
このように今回、わからないなりにも何十年に1回の伝統的な行事に参加できたことはとても良い思い出になりました。
地域によりますが、「稚児行列に3回出ると幸福になれる」
という言い伝えもあるそうです。
1回でも十分ですが、何回参列しても大丈夫です。
健全成長とご守護を祈願するお稚児さん、一生の記念に残るので、機会があれば
ぜひ一度は体験されてみてくださいね。(#^.^#)