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おせち料理の意味は?意味を知ると、より心のこもったおせちに変身!

2014年12月5日

我が家では、毎年おせち料理を作ります。

実家の母親と一緒に、30日に作り31日朝にお重に詰めます。

実家の分、私の家の分、親戚の分と3つ作るため、

まぁ、30日の日はてんやわんやの大忙しです(>_<)

 

毎年作っているおせち料理、なんとなく意味がこめられた料理とは

知っていましたが、今年はそれぞれの料理の意味を知ったうえで

おせち料理を作ってみようと思い、調べてみました。

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年末はママさんにとっては大忙しですが、おせちの意味を知りながら料理を作ると、

忙しい中でも心のこもったおせちができあがるのではないでしょうか?

ぜひ一緒にみて、いつもと一味違ったおせちを作りましょう。

 

それと、毎年お重に詰める時に「一の重には何詰めるんやった?え?これ二の重ちゃうん?」

ってなことを毎年やってるんですよね~(-_-;)

そこで、今回は一の重、二の重、三の重の献立に分けてみていきたいと思います。

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一の重

 

一の重には、祝い肴(三種)口取りを詰めます。

祝い肴(三種)というのは、関東では黒豆、数の子、田作りの3種です。

関西では、黒豆、数の子、たたきごぼうの3種です。

なぜか我が家は関西ですが、田作りの関東風で作っています。w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!

 

口取りというのは口取り肴の略で、お吸い物とともに出される皿もりのことです。

かまぼこ、伊達巻、栗きんとん、昆布巻きなどがこれにあたります。

 

では、これらの料理の意味をみていきましょう。

 

  祝い肴

 

黒豆(黒豆をしわが寄らないように、甘く煮たもの)

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家族みんなが、まめ(まじめ)に働き、まめ(元気)に暮らせるように。

黒色というのは道教で魔よけの色とされているため、邪気を払い

無病息災で暮らせるようにとの願いがこめられています。

 

数の子(ニシンの魚卵の薄皮を取って汁に漬け込んだもの)

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数の子はニシンの子です。

子供がたくさん産まれて、代々栄えるように、子孫繁栄を願います。

「二親健在」ということにも通じます。

 

田作り(ごまめ)(イワシの幼魚の佃煮)

昔は田畑の高級肥料としてイワシが使われていました。

このイワシの肥料の田が豊作だったことから、別名ごまめ(五万米)と呼ばれます。

豊作を祈願する食べ物です。

 

たたきごぼう(ゴボウを叩いて酢などで和えたもの)

端鳥(豊年の象徴)を表したもので豊作と息災を願ったもの。

また、ごぼうは地中深く根をはるので家がその土地にしっかり

根をはった安泰にという意味もこめられています。

たたきごぼうは「開きごぼう」とも呼ばれ、開運にもつながります。

 

  口取り

 

紅白かまぼこ(紅白二色のかまぼこ)

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蒲鉾は「日の出」を象徴するものとして、元旦にはなくてはならない料理。

紅はめでたさと慶びを、白は神聖を表します。

 

伊達巻

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江戸時代、長崎から江戸に伝わった「カステラ蒲鉾」が、

伊達者(シャレ者)たちの着物に似ていたので伊達巻と呼ばれるようにりました。

昔は大事な文書や絵は巻物にしていたことから、学問の成就を願う料理です。

 

栗きんとん(栗餡を練ったきんとん)

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黄金色に輝く財宝にたとえて、金運を願う料理です。

 

昆布巻

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「よろこぶ」にかけた縁起料理です。一家発展を願う料理です。

 

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二の重

 

二の重には口代わりの酢の物焼き物を詰めます。

 

  酢の物

 

紅白なます(大根とにんじんの酢の物)

昔は生の魚介と大根、にんじんと酢で作ったことから、なますの名がつけられました

紅白なますは、お祝いの水引をかたどったものだと言われています。

ちょろぎ(植物の根をシソ酢で赤く染めたもの)

「長老木」「千代呂木」「長老喜」の字をあて長寿を願う食べ物

 

酢蓮(すばす)(レンコンの酢の物)

穴がたくさんあるレンコンは、将来の見通しがきくという縁起担ぎ

 

菊花かぶ

冬が旬のかぶをおめでたい菊の形に飾り切りし、紅く染めて、紅白の酢のものに仕立てたもの。

長寿を願う縁起物の料理です。

 

  焼き物

海老

えびは、長いひげをはやし、腰が曲がるまで長生きしますようにと

長寿を願った食べ物です。

 

ぶり

出世魚ということにあやかり、出世を祈願する食べ物です。

 

三の重

 

筑前煮や煮しめなどの煮物を詰めます。

 

  煮しめ

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野菜などを鍋に入れていっしょに煮しめていく「お煮しめ」は

家族が仲良くいっしょに結ばれるという意味があります。

 

そして煮しめの具にもそれぞれ意味があるんですよ。

 

里いも

親芋に子芋がたくさん育つことから子宝を願うもの

 

くわい

最初に大きな芽が一本出ることから「めでたい」にかけ、

芽が出ることから出世を祈願します。

 

陣笠椎茸(しいたけ)

陣笠椎茸は椎茸の傘を陣笠に見立てたもので、武家社会の名残とされています。

元気を願う

 

楯豆腐(豆腐)

楯豆腐は豆腐に焼き目を付けて楯に見立てたものですが、

高野豆腐に変える場合もあるようです。

家が守られますようにという願いが込められています。

これも武家社会の名残といわれています。

 

手綱こんにゃく

こんにゃくを手綱にみたてたもので、手綱を締めて心を引き締め

己に厳しく戦いに備える心をやしなうという意味があります。

これも武家社会の名残ですね。

 

梅香にんじん

梅は花が咲くと、必ず実を結ぶということからの縁起物

 

たけのこ

たけのこは成長が早いことより、子供の成長や家の繁栄を願っています。

 

まとめ

 

さて、それぞれの料理にこめられた意味がわかったところで

もう一度お重に詰める物をまとめてみました。

 

一の重・・・祝い肴(黒豆、数の子、田作り、たたきごぼう)
      口取り(かまぼこ、伊達巻、栗きんとん、昆布巻き)

二の重・・・酢の物(紅白なます、ちょろぎ、酢蓮、菊花かぶ)

      焼き物(海老、ぶり)

三の重・・・煮物(里いも、くわい、しいたけ、豆腐、こんにゃく、にんじん、たけのこ)

 

おせち料理は各家庭違うので、ここにのっていない料理もあるかもしれませんが・・・

 

ちなみに我が家は、焼き物に鶏の唐揚げ、裏白しいたけ、鶏ミンチの松風焼きなど追加します。

子供が居るとどうしても肉系から売れていくものでして・・・(;^_^A アセアセ・・・

 

各家庭、料理の献立は多少違っても、お正月のおめでたい料理に込められた

家族を思うお願い事は、どこの家庭でもいっぱい詰まっていますもんね!(#^.^#)

今年のおせち料理は、去年よりも心をこめて作れる気がしませんか?笑

 

 

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