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帖と畳の違いは?同じ6帖でも広さが違う?知っておくべき3つのポイント

大規模リフォーム準備中です!

ものすごく古い家ですが
これを機に、とにかく動線の良い
使いやすい間取りにしたい!

部屋の広さ、収納などとにかく
考えることが多くて、毎日
勉強しております。

少しでもその知識がみなさまの
お役に立てたらと思います。(o^∇^o)ノ
 

 

今回は私が間取り図を見たときに
一番不思議だったこと。

図面を書いてきてくれるメーカーさんにも
よりけりなんですが、なぜか同じ図面でも
部屋の広さ=帖数が違うんですよね。

聞いてみると、昔の大きい畳で計算したとか
今のサイズで計算していますとか・・・
わけわからないんですけど・・・(゚ー゚*?)

どうやら調べてみると、確かに同じ
6帖でも畳の大きさによって広さが
違う様なんです。

これは、新築購入(私は無理だけど・・・)
する人や、賃貸で家を借りる人には
すごく重要な知識なんじゃないかなと
思い、調べてみることにしました。

今回は、絶対知っておきたい知識として
部屋の広さにまつわるあれこれを
調べてみましたので、ぜひご覧ください。

特に私が一番疑問に思う、
この2つのポイントについて
詳しく調べてみました。

  • 帖と畳の違いは何?
  • 同じ6帖でも畳のサイズのよって広さが違うのはなぜ?

 
それではさっそくいってみましょう。
まずは帖と畳の違いからです。

 

 

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帖と畳の違いは何?

 
私が不思議に思っていた疑問その1!
帖と畳の違いは?

ズバリ

帖と畳は同じもの!

つまり、1帖=1畳ということです。
広さも読み方も同じ。

それではなぜ2つの漢字を
使い分けているのでしょうか?
ややこしいので統一すればいいのに
って思いませんか?

実は、昔の家屋を思い浮かべて下さい。
畳の部屋が多かったですよね。
昔は、部屋の大きさを、
畳の枚数で表していました。

例えば6畳だと、6枚の畳の大きさの
部屋という事ですね。

それが、だんだんとフローリングや
絨毯などの洋室の部屋が
多くなってきました。

その場合、6畳と表してしまうと
畳の部屋と勘違いしてしまうため
洋室に関しては「帖」で表すように
なったそうです。

現代の部屋の種類に合わせて、
畳と帖の漢字の使い分けが
されてきたということですね。

ちなみに、現在では一般的には
「帖」という漢字が一般的に
使われているようです。

和室は「畳」、洋室は「帖」と
使い分ける方もおられますが、
一般的には「帖」の方を使っておけば
ほぼ間違いないと思います。

ということで、畳と帖の違いは
部屋の種類を表すための使い分けであって
広さは全く同じという事ですね!

ここからは一般的に使われている
「帖」という漢字を使って
いきたいと思います。

では、同じ6帖でもなぜ広さが
違う場合があるのでしょうか?
 

同じ6帖でも畳のサイズのよって広さが違うのはなぜ?

 
工務店さんによって、
同じ部屋なのに、図面に載っている
帖数が違ってたんです。

これは、私もすごく不思議で、
工務店の方に何度も聞いてみました。

答えはズバリ

地域によって、畳の大きさが違うから!

 

地域によって、畳1枚の
サイズが違うんですって。

わかりやすいように
畳一枚の広さを表すのに
㎡(平米)数で考えてみましょう。

まず、基準になる広さとして
「1帖=1.62㎡」ということを
覚えておいてください。

不動産の表示に関する公正競争規約施行規則により
下記のように定められています。

住宅の居室等の広さを畳数で表示する場合においては、畳1枚当たりの広さは1.62平方メートル(各室の壁心面積を畳数で除した数値)以上の広さがあるという意味で用いること。

不動産の表示に関する公正競争規約施行規則
「物件の内容・取引条件等に係る表示基準」より引用

 

このように、一般的に使う広さの基準として
畳1枚当たりの広さは1.62平方メートル
と定めたわけですね!

確かに基準を決めておかないと
同じ6帖でも畳のサイズによっては
広さが違ってしまいます。
お客さんは混乱しますよね。

つまり、私たちが日常目にする
チラシに載っている帖数は
1帖=1.62㎡を基準にしてもの
ということですね。

6帖であれば、1.62㎡×6で9.72㎡の
広さがあるという事。

ちゃんと決まってるんだから
その帖数で図面の説明してよ~
って思うんですけど。笑

どうやら地域性が関係しているようです。

例えば私が住んでいる関西。
関西では「京間(きょうま」または
「本間(ほんま)と呼ばれる
サイズで表すんです。

畳1枚のサイズは
191cm × 95.5cm=約1.82m² です。

一般的な1帖より少し大きめですね。

古い我が家の場合を考慮してか
工務店の方は、この京間サイズで
帖数を説明しておられました。(^▽^;)

確かに、うちの家は和室が多いので
「下の6畳間ぐらいです」って言われると
広さがわかるので、とっても
わかりやすいんですけどね。笑

その他にも地域で違う畳のサイズを
まとめてみました。

地域別1帖の広さ
  • 関西地方他西日本
  • 京間(きょうま)・本間(ほんま)
    ・・・191cm × 95.5cm=約1.82m²

  • 中部・北陸・東北地方
  • 中京間(ちゅうきょうま)・三六間(さぶろくま)
    ・・・ 182cm × 91cm=約1.65m²

  • 関東を中心に東日本
  • 江戸間(えどま)・五八間(ごはちま)
    176cm × 88cm=約1.55m²

  • 集合住宅(アパート、マンション)
  • 団地間(だんちま)・五六間(ごろくま)
    170cm × 85cm=約1.45m²

 
これだけ違うと、
統一してほしいですよね。(^▽^;)

それで、基準になる広さを
「1帖=1.62㎡」
統一したんですね~
なるほど!

これで、バッチリ帖数を見れば、
広さはわかるようになりました!

ちなみに㎡数から帖数を出したい場合は
平米数÷1.62m²で帖数が求められます。

こちらの式は、よく使いました。

図面を見て㎡数をだし、だいたい
何帖くらいあるなぁ~という具合に
イメージしていきます。

三角スケールという三角形の定規で
寸法を測っていくんです。

図面は、1/100というように縮尺
してあるので、縮尺によって測れる
この三角スケールは必須です。笑

ただ、一つ注意しておきたいことがあるんです。
図面上の㎡数や帖数は、実際の部屋の大きさとは
同じではないという事!

むしろ狭くなります!

さらに詳しく説明しますね!
 

部屋の大きさには柱が含まれている?

 
実は部屋の面積を表す場合に
2つの方法があります。

  • 壁芯面積(へきしんめんせき)・・・壁の中心線を結んだ内側の面積
  • 内法面積(うちのりめんせき)・・・壁の内側の面積

 
簡単に違いを説明すると、
壁芯面積は壁の中心線を結んだ内側の面積で、
内法面積は壁の内側の面積のことです。

同じ部屋でも壁芯面積と内法面積では
広さの表記が異なるのです。

実際の広告や図面では、
壁芯面積が一般的に使われています。

図でみてもらえるとわかりやすいと思いますが、
壁芯面積の場合は、壁の半分のみならず、
柱部分も面積に含まれています。

つまり、「あれ?思っていたより狭い?」
な~んてことがあるかもしれませんので
そこは注意しておきましょう。

また、和室がある場合は
他の部屋が㎡数から算出した
帖数が書いてあっても、
単純に畳の枚数で「和室〇畳」と
表記にすることもあります。

確かに図面では畳が6枚敷いてあるのに、
6畳ではなく、㎡数から算出した5.4帖と
書いてあると混乱してしまいますものね・・・

このあたりは注意して、不動産会社や
工務店の方にきちんと確認しておくことを
おすすめします。

ちなみに登記をする際使う面積は、
このように区別されます。

  • マンションのような区分所有建物・・・「内法面積」
  • 一戸建てのような一般建物・・・「壁芯面積」

 

まとめ

さてどうでしたか?

今回は、広さに関係するあれこれを
調べてみました。

  • 帖と畳は同じもの!
  • 1帖=1.62㎡が基準!
  • 一般的な面積は壁芯面積が基準!

 
この3つのポイントを押さえておけば
広告などの物件でとまどうことはありません。

それでも、実際に物件を探したり
勝ったりする場合は、
図面上の数値だけで判断せずに、
実際に現地に足を運んで
自分の目で広さを確認することをおすすめします。

いやぁ~広さ一つをとっても
本当に奥が深い!
勉強になりました。(#^.^#)

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