節分の豆まきの作法とは?鬼の由来や正しいやり方!

2014年12月1日

 
息子「お母さ~ん もうすぐ節分やで~今年は誰が鬼になる?」

母「そうやなぁ。いつものようにお父さんにしてもらおか?」

息子「節分って何なん?早く鬼に豆投げたいわ~お父さんやっつけれるしな」

(ただたんにマメを投げたいだけやろ)

母「節分は、巻き寿司食べて豆まきする行事やで。」

 

と説明したものの、そもそも節分の行事って
何の為にするもんなんだろうか?

それに、節分の豆まきのやり方って
合っているんだろうか?

調べてみたところ、豆まき一つにも
正しい作法があることを発見しました!w(*゚o゚*)w

せっかくなら、きちんと作法通りに
やってみたほうが御利益があるんじゃないの?

ということで、今回は「節分の豆まきの由来や正しい作法」
について調べてみました。

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子供と一緒の豆まき楽しみですね~
うちは、毎年ノリノリです。笑

子供にも正しい豆まきを教えてあげる為にも
どうぞ参考にしてみて下さいね!

「え~そうやったんや~w( ̄△ ̄;)wおおっ!」
って、意外な作法があるかもしれませんよ。

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それでは、豆まきの作法を紹介する前に
なぜ節分には豆まきをするのか?について
ふれておきたいと思います。


 

節分に豆まきをする由来は?

 

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本来、節分とは季節を分けるという意味で、
季節の変わり目である「立春、立夏、立秋、立冬の前日」
のことを指します。

この中で、春を迎えるということは
新年を迎えるにも等しいぐらい大切な節目だったため、
節分といえば立春の前日だけを指すようになりました。

季節の変わり目には邪気が入りやすいと
昔から考えられていました。

そこで、新しい年を迎える前に邪気を払って
福を呼び込もうということで、追儺(ついな)という
行事が行われるようになりました。(鬼やらい、厄払いとも呼ばれます)

そして、その行事のひとつである
豆打ちの名残りが、現在の豆まきになりました。

つまり、豆まきをするの由来は、
節分に邪気を払って福を呼び込むためだったんですね。

それでは、その日本古来の行事である
豆まきの正しい作法を紹介していきたいと思います。
 

豆まきの正しい作法!

 
豆まきの正しい作法を、
順番に紹介していきたいと思います。
 
 

1.福豆を用意しましょう

 

まずは「福豆」を用意します。

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福豆ってどんな豆の事なんでしょうか?
実は、炒った豆のことなんです。

自分で豆を炒るのは大変ですね・・・ヾ(;´▽`A“
なんで炒り豆じゃないとダメなんでしょうか?

【豆知識】炒った豆を使うのはなぜ?

豆をまくということは、豆の力で
邪気を払い幸福を呼ぶと考えられています。

炒った豆を使う理由は、撒いた豆から
芽が出てこないからです。

拾い忘れた豆から芽が出るのは、
災いが起こると考えられているからです。

 

やはり、炒った豆じゃないといけないんですね~

炒った豆は、節分時期が近づくと、
スーパーでも袋入りのものが売っていますので
購入されるのが便利かと思います。

お面入りの物も売ってますしね。

福豆(炒り豆)が準備出来たら、
それを、豆まきをする夜まで
三方(神様にお供えするときの器)か
桝に入れて神棚にお供えしておきます

 
では、次はお楽しみの豆まきですよ~
 
 

2.豆まきは夜にする!

 

さてさて、夜になりました。
って、なんでいつも夜まで待ってるの?笑

お昼にしてはいけないんでしょうか??

実は・・・
鬼は夜にやってくるので、夜に豆をまきます。

家の玄関や窓など、鬼が入ってくる場所は
全て開けておき、豆をまきます。

ここで一番重要なポイントが!

「家族全員揃ってから豆をまくこと!

帰りの遅い、パパを待つのは大変ですが
家族全員に福が来るようにという意味で
家族全員が揃ってから豆まきをするのが望ましいです。

ちなみに、なんで節分と言えば『鬼』なんでしょうか?

なんで節分と言えば『鬼』なの?

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「鬼=おに」と読みますね。
実は、「おに」という字は「陰(おん)」に由来しているんです。

「陰」とは目に見えない邪気のことを言います。
そして、形の見えない災害や病などの恐ろしい出来事は
鬼の仕業と考えられていたのです。

そこで、鬼に豆をぶつけて邪気(おに)を払い、
福を呼びこもうと豆まきが行われるようになりました。

ちなみに、鬼が住むのは鬼門である丑寅の方角です。
鬼は牛(丑)の角と虎(寅)の牙を持つとされ、
虎の皮のふんどしをしています。

それで、虎柄のふんどしをしていた理由がわかりました。笑
こんな奥深い理由があったとはびっくりですね!(〃゚д゚;A

 

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3.豆をまくのは一家の長

 
毎年、子供達がイベントのように楽しんで
豆をまき散らす我が家・・・(^▽^;)

実は、一家の長が豆まきをするのが
正しい作法なんですって。

年男、年女、厄年の人が豆まきをする場合もありますが、
本来豆をまくのは、その家を預かる一家の長の役目です。

いや~初めて知りました。笑

だって、我が家では毎年パパが
鬼になって逃げまわっていたので・・(^▽^;)

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全然あかんやん・・・(^▽^;)

でもまぁ、家族全員で楽しめる行事なので、
しきたりにとらわれず、交替で鬼の役をしたり
家族全員で豆をまいたりしてもいいと思います。

特に小さな子供がいるご家庭は、
パパがまくより子供が豆まきの権利を
譲ってくれませんから・・・笑

それでは、次は掛け声の練習です。
 
 

4.「鬼は外、福は内」の掛け声で豆をまく!

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一般的には、奥の部屋から順番に豆をまき
最後は玄関にまきます。

窓に向かって「鬼は外~」といいながら豆をまき、
逃げた鬼がまた入ってこないようにすぐに閉め、
次に「福は内~」と言いながら部屋に豆をまきます。

「鬼は外~福は内~」と外に向かってまくのは間違いです。
これまた我が家では間違っていました。(^▽^;)笑

豆に打たれて、せっかくの福が入ってこないんですって。

外には「鬼は外」、家の内には「福は内」
がポイントですよ!

豆まきが終わったら、実食!
 
 

5.豆を食べる

 

豆まきが終わったら、
1年の厄除けを願って豆を食べましょう。

食べる数は、自分の年齢よりも1つ多く食べます。

新年の厄払いなので、
数え年で食べるとされています。

だから1つ多く食べるんですね~

うちのひいおばあちゃんは98歳。
さすがに、99個の豆を食べるのはきついですよね(-_-;)

そんな場合は、「福茶」を飲んでもいいそうです。
「福茶」とは、「よろこぶ」につながる昆布と、
おめでたい「松竹梅」の梅が入った
縁起のいいお茶のことです。

そして、そのお茶には縁起が良いとされる
「3」つの福豆を入れて飲みます。

 

まとめ

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どうでしたか?
豆まきの正しい作法、詳しく知ると為になりますね。

ここでもう一度、豆まきの作法をおさらいしておきましょう。
 

豆まきの正しい作法!

  1. 福豆(炒った豆)を用意して、神棚に供える
  2. 夜に豆をまく
  3. 豆をまくのは一家の長
  4. 外には「鬼は外」、家の内には「福は内」と言いながら豆をまく
  5. 年齢より1つ多く豆を食べる

 

我が家では、作法通りではないことが3つありました。

神棚に供えること、一家の長が豆をまいていなかったこと、
外に向かって「福は内」とまいていたこと。笑

今年の豆まきは、作法通りにやってみようかなと思います。

でも、子供達が豆まきの権利譲ってくれるかなぁ・・・(;´▽`A“
でも、今年は鬼の取り合いだから大丈夫か?笑 ↓↓

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ということで、作法とは少しずれてしまいますが
交替で鬼になって、みんなで豆まきを楽しもうと思います。

パパにも鬼になってもらうとしよう。笑
家族全員で豆まきを楽しみたいと思います。

 

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