前回は、お月見の意味や由来を紹介しました。
「2016年の十五夜はいつ?意味も子供にわかりやすく伝えよう!」
その続きで、お月見をする理由や
なぜ十五夜なのか?を
知った子供が次に出した質問。
なんでススキなん?
確かに。
なんで団子を飾るんや?(^▽^;)
知らね~よ。笑
そこで今回は「お月見の団子の意味や並べ方」について
調べてみました。
さぁ、ではお子様とおだんごを
丸めながら見ていってくださいね!
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お月見に団子を供えるのはなぜ?
そもそも、お月見をする意味は何なんでしょうか?
実はお月見というのは、神様にお供え物をして、
「野菜がたくさん採れてありがとう、
これからもたくさん採れますように」
ってお願いする日なんです。
じゃぁ、何をお供えするのか?
お供え物についてもう少し詳しく見ていきたいと思います。
お供え物はこの3種類です。
- 月見団子
- すすき
- 野菜や果物
それぞれにどんな意味があるのか
詳しく見ていきましょう。
月見団子
当初月にお供えしていたのは
サトイモなどのイモ類や豆類の野菜でした。
その後、米を使った団子が登場するようになりました。
丸い団子の形は、月に似せて丸い形に
なったんですって!
ススキ
すすきは昔より、神様の依代と考えられていました。
ススキの切り口は鋭く、魔除けになるとも言われています。
また、稲穂が実る前であったため、
稲穂に見立ててススキが使われるようになったんですって。
野菜や果物
当初は、サトイモなどのイモ類や
豆類の野菜を月にお供えしていました。
その時期収穫された、野菜や果物を
お供えしていたんですね。
野菜や果物は、時期により
収穫されるものが違います。
つまり、それぞれのお月見の時期によって、
御供えする野菜や果物が違うんですね。
例えば、
【十五夜】
里芋などの芋類が収穫を祝い「芋名月」と呼ばれる。
お供え物は、サトイモなどのイモ類
【十三夜】
栗や豆類の収穫を祝い「栗名月」「豆名月」と呼ばれる。
お供え物は、栗や枝豆など。
【十日夜】
稲の収穫を祝う行事。
お供え物は、稲穂やお米など。
そして、これらの野菜に
その時採れた果物などを一緒にお供えします。
特に、ぶどうなどのツルものは、
月と人とのつながりが強くなるといわれ、
縁起のいいお供え物とされています。
ちなみにお供え物は、
お月見が終わったら食べてもOKです。
お供え物を食べることで、
神様との結びつきが強くなるとも言われています。
自然の恵みに感謝し、頂きましょうね。(#^.^#)
ちなみに十五夜、十三夜、十日夜って何?
という方はコチラを参考にしてみてください。
ではこれらのお供えものは、どのようにして飾るのでしょうか?
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お供え物の飾り方
お月様が観れる場所「月見台」を作り、
その上にお供え物を飾ります。
お月見台は、即席の簡単なものでOKです。
例えば、庭からお月様を観るなら、ガーデンテーブルに飾る。
縁側から見るなら、小さいちゃぶ台を置いて飾るなど・・・。
お月様が観れる場所ならどこでもOKですよ!
そして、肝心のお団子の並べ方。
お団子の並べ方
お団子って、ピラミッド型に飾られていますよね。
実はこれには深~い理由があったんです。
実は、ピラミッドのような山形に団子を盛るのは、
団子の先端が「霊界」に通じるとの考えからなんです。
お団子を通して、収穫の感謝の気持ちを
月に伝えていたんですね。
ではお団子は何個並べるのでしょうか?
お団子を供える数には、2つの説があります。
お団子は12個という説
この12個というのは、満月の数なんです。
その年に出た満月の数だけ供えます。
平均は12個で、閏年は13個になります。
12個の並べ方は、下から9個(3×3)、3個と並べます。
13個の並べ方は、下から9個(3×3)、4個(2×2)と並べます。
お団子は15個という説
15個というのは十五夜だから。
十五夜には15個。十三夜には13個供えます。
15個の並べ方は、下から9個(3×3)、4個(2×2)、2個(1×1)と並べます。
13個の並べ方は、下から9個(3×3)、4個(2×2)と並べます。
どちらの説も正しいのですが、
私は、十五夜なら15個、十三夜には13個供えています。
それ以外は、12個。
日によって使い分けてる感じ。笑
まとめ
さて、どうでしたでしょうか?
秋の夜長のお月見、ロマンチックですよね♪
大人はお酒を飲みながら、
お子様はジュースで乾杯といったところでしょうか。笑
お月さまに、お供えをし感謝するという風習の前は、
ただ単に、お月様を眺め綺麗だなぁと
鑑賞する行事だったんですって。
日本では昔から月の模様を
「うさぎが餅をついている」と言われています。
月うさぎというのは、慈悲の心の象徴なので、
このお話を知っておくとまた月が違ったように見え
感慨深いものではないでしょうか。
月うさぎ伝説はのお話は泣けますよ~
「月でうさぎが餅つきしてる由来は、伝説からだった!」
こうしてみると、お月見ってとても風流な行事ですね。
日本ってほんとに素敵な国だと思います。
忙しいママも、たまにはゆっくりと月を眺めながら
季節を感じてみてはどうでしょうか?(#^.^#)
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