2016年の十五夜はいつ?意味も子供にわかりやすく伝えよう!

2015年6月4日

 
夏も終わり涼しくなりました。
もう秋ですね~

息子
今度、保育園でお月見会があるねん。
お団子食べるねんで~

 
あ、そうか~そろそろ十五夜。
お月見の時期やな~

保育園はきちんと季節の行事をしてくれるので
「あ、そうかもうそんな時期か~」なんて
うっかり季節の行事を忘れずに済むのが
とてもありがたいです。笑

そして、お月見会の日の朝。

息子
なぁなぁ、お母さん、お月見会って何でするん?

またまた困った質問。(-“-;A …アセアセ
素朴な子供の疑問=めっちゃ答えるのに苦労する質問
なんですよね~

ということで、今回は子供にもわかりやすく
「十五夜にお月見をする意味や、2016年の十五夜はいつか?」
について説明したいと思います。

まずお月見とは一体どういうものなのか?
お月見の意味について紹介しますね。

スポンサーリンク


 

お月見の意味は?

お月見の意味をしっかり知っている人は
実は少ないのでは?

お月見が大々的に行われるようになったのは
平安時代からなんです。

この頃はまだ「お月様を観ながら、
詩歌や管絃を楽しみお酒を楽しむ」
というふうに、ただ単に月を鑑賞して
宴を楽しむ行事でした。

ただの飲み会っつうやつですね。笑

それが室町時代後期になると、
月を観ながらの遊宴は簡素になっていき、
月を拝みお供えをする風習がでてきました。

そして江戸時代になると、月見が世俗化し、
その時に採れた野菜をお供えし、
神様に豊作祈願し、収穫を感謝するようになりました。

ちょうどこの頃(旧暦の8月15日頃)には、
サトイモの収穫が多かったので
供え物として江戸では球の形、
京阪ではサトイモの形をした月見団子を供えるようになりました。

これがお月見の由来とされています。

089506

つまり、神様に豊作を祈願したり感謝を伝える意味で
お月様に似たお団子や野菜をお供えしていたんですね。

こんな風に説明しました。

ママ
お月見は、お供え物をして神様に
「秋に野菜がたくさん採れてありがとう。
これからもたくさん採れますように。」
とお願いする行事なんだよ

 
では、次の問題。

息子
ふ~ん。でもなんで今日なん?
お月さん毎日出てるから他の日でもいいんちゃうん?

 
ママ
今日は、十五夜やもん。
十五夜には、お月見するもんやねん。

 
息子
十五夜って何なん?

 

十五夜にはお月見をするものといっても
子供が納得するわけもなく・・・笑

なぜお月見は十五夜にするんでしょうか?

十五夜にお月見をする理由は?

十五夜というのは「満月」のことなんです。

満月は年に12~13回ありますが、
旧暦の8月は1年の中で最も空が澄みわたり
月が明るく美しいとされています。

そして、その月が綺麗な旧暦の8月15日を
十五夜というようになりました。

また、十五夜はこの時期収穫される里芋などの芋類を
お供えしたことから「芋名月」とも呼ばれます。

そりゃ、月を眺めてお供えするなら、
綺麗なお月様の方がいいですもんね。

つまり、十五夜にお月見をするようになったのは
月が一番綺麗に見える日だからです。

ということで、こんな風に説明しました。

ママ
今日は十五夜って言って、
お月さんが一番綺麗に見える日やねん。
だから綺麗なお月さんの日に、
お月見会をするんやで!

 

そしてこの1年で一番美しい十五夜の月を
「中秋の名月」と呼びます。

087589

ちなみにここで豆知識!

「仲秋の名月」「中秋の名月」で意味が違う!

旧暦では、秋は7月(初秋)・8月(仲秋)・9月(晩秋)です。
つまり、「仲秋の名月」=「8月の月」ということになり、
十五夜の月に限定されません。

8月15日は秋のちょうど真ん中の日にあたり
「中秋」と呼ばれます。
そこで、「中秋の名月」=「8月15日の名月」
という意味になり、十五夜(8月15日)のときは
「中秋の名月」と表すのが一般的になったんですって。

 
では、「中秋の名月」と呼ばれ、
お月様が一年で一番美しく見える「十五夜」は
今年2016年はいつなのでしょうか?

スポンサーリンク


 

2016年の十五夜は?

2016年(平成28年)は、9月15日(木)です。

旧暦のため、この日は毎年変わります。
また、十五夜(旧暦8月15日)は必ず満月とはかぎりません。

今年の十五夜のお月様、綺麗に見えるといいですね~
もし、十五夜に曇っていたりして、
お月様が見えなかった場合・・・(T△T)

あきらめることはありません!
十五夜の他にも十三夜、十日夜(とおかんや)といった
お月見行事があるんです。

十三夜、十日夜(とおかんや)とは?

十三夜、十日夜(とおかんや)の
お月見とはいったいいつなんでしょうか?
 
 

十三夜とは?

十三夜とは旧暦9月13日
お月見のことです。

十五夜(旧暦8月15日)の後に巡ってくる
十三夜(月齢13日目)の日の事。

十三夜は十五夜に次いで美しい月だと言われる為、
十五夜または十三夜のどちらか一方の月しか観ないことを
「片見月」と呼び、縁起が悪いこととされました。

また十三夜は、この時期に収穫された栗や枝豆を
お供えしたことから、「栗名月」「豆名月」
とも呼ばれています。

2016年の十三夜は、10月13日(木)です。
 
 

十日夜(とおかんや)とは?

十日夜とは旧暦10月10日に行われる
収穫祭のことをいいます。

お月見がメインではないため、
月齢に関係なく新暦の11月10日に祭りを
する地方が多く、東日本を中心に行われています。

お祭りの内容は、地方によって様々ですが、
稲の刈り取りが終わって、田の神が山に帰る日とされていて、
稲の収穫を感謝し、翌年の豊穣を祈って神様にお餅を供えます。

また、「わらづと」という稲の茎を束ねたものや、
「わら鉄砲」で地面を叩きながら唱えごとをして
地面の神を励ます行事が行われます。

これは、作物にいたずらをする
モグラを追い払う意味もあります。

また、田んぼを見守ってくれた「かかし」に
お供えものをする、「かかしあげ」という
行事をする地方もあります。

2016年の十三夜は、11月9日(水)です。

お月見というのは十五夜だけではなかったんですね~

十日夜はお月見がメインではないですが、
十五夜、十三夜、十日夜の3日間が晴れて
お月見ができると縁起が良いとされているんですって。

3日間綺麗なお月様を観れるといいですね。
 

まとめ

087883

さて、どうでしたでしょうか?

十五夜にお月見をするのは、
お月様が一番綺麗に見える日に、
「神様に野菜がたくさん採れてありがとう、
これからもたくさん採れますように」と
お供えし感謝する意味があったんですね。

こういう説明をしてあげると、
子供は一番わかりやすいと思いますよ。

では、次回はこの続きの質問。

息子
お月見する意味はわかったけど、
お供えって団子やススキじゃないとあかんの?

はい、でた~(>▽<;; アセアセ
ということで、次回はこの質問について
詳しく紹介したいと思います。

お月見団子の並べ方や、お供え物の意味を詳しく知るなら↓↓

「お月見団子の並べ方には深~い意味があった!」

 
今年はお月見は十五夜だけでないと知ったので、
十三夜や十日夜にもお月見ができたらいいな~と思います。

お月様3回観れたらいいことあるかな?(#^.^#)

 
 

スポンサーリンク